
やぁ。不満が多いユトピ(@yutopi60pa)です。
最近はなかなかストレスフルでその中で感じたことをまた記事にしていこうと思います。しばしお待ちを。
ということで本日は映画レビューです。
今回の作品は「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」。
出典:http://ymkn-ushijima-movie.com/movie_final/index_pc.html
前作のPart3から1か月ほどでファイナルの公開ですね。これがシリーズラストということでウシジマファンとしては見るべしと思い鑑賞してきましたよ。
Part3の映画レビューはこちら。
それではレビューしていきましょう!ちなみにネタバレを含むので苦手な方はリターンしましょう。
ストーリー
今作は丑嶋を中心に幼馴染の柄崎、竹本、そして鰐戸3兄弟との対立を過去と現在を交えながら展開されていきます。
現在と過去のストーリーを交えながら進んでいくので、ちょっと混乱してしまう部分もありますね。
今作は今まで債務者中心のストーリーからがっつりと丑嶋という人間を軸に描かれているので、最後でありながら新鮮味のある印象でした。
過去編
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過去編では丑嶋の中学時代に焦点を当て、柄崎・竹本との出会いや鰐戸3兄弟との因縁、加えてライバル闇金業者の犀原茜の過去にも触れていきます。
丑嶋は柄崎との出会いは、番長として君臨していた柄崎が転校生である丑嶋に目を付け、集団リンチするという最悪なもの。
もちろん丑嶋も黙っているわけなく、集団リンチに加わった生徒を一人一人相手にしてボコボコにしていきます。もちろん柄崎も。
そんな中、唯一集団リンチに加担せず、柄崎にもやられてしまった竹本を丑嶋は友達として接するようになる。
ボコボコにされた柄崎は丑嶋の肝が据わった姿に一目置くようになり、あるお願いをする。
それは地元で悪として有名な鰐戸3兄弟から捕まってしまった仲間を助けてほしいとのこと。
柄崎はとりあえず鰐戸3兄弟にひたすら謝って解放してもらおうと提案するが、丑嶋は「やるなら徹底的にやれ」と言い、二人で鰐戸たち潰すことを決意する。
丑嶋、柄崎はともに死の覚悟をするため自分の家族に会いにいく。また丑嶋は竹本に母親の形見であるウサギの面倒を見てもらうように依頼する。そこでお互いに友情が芽生えていく。
そしていざ鰐戸3兄弟と決戦へ。
結果は鰐戸3兄弟の三男・三蔵に致命傷を負わせ形で丑嶋たちの勝利。この因縁が現在まで続くことになります。
そのころ犀原茜の方も、恋人が丑嶋に怪我を負わされ、その後の暴走族の抗争で亡くなってしまうという辛い過去も明かされる。
実際は丑嶋のせいで死んだわけではないが、犀原茜も丑嶋に対して因縁を抱いている模様。
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またそこにつけ込んで茜に迫り、キスをしようとした鰐戸三蔵の唇をかみ切ったため、三蔵は茜に対しても深い因縁を抱くことに。
これが大まか過去編の流れ。
丑嶋たちと鰐戸3兄弟の因縁が今作の根幹となっていきます。
現在編
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ある日、カウカウファイナンスに竹本が借金の依頼をしにくる。
丑嶋は友人としてでは金の貸し借りはしないが、客としてならほかの債務者と同じように10日で5割の条件で貸し付けると提案する。
その場では一旦引く竹本であったが、彼が丑嶋に借金を申し出た理由はある問題を抱えているからだった。
ホームレスとしてギリギリの暮らしをしていた竹本は、ホームレスを集めて仕事の斡旋と部屋貸しをしている「誠愛の家(ラブハウス)」に勧誘される。
先も見えない竹本はそのまま話に乗り、住み込みで働くことに。
しかし誠愛の家は実態はあの鰐戸3兄弟がホームレスを集めて仕事をさせ、ピンハネしまくり違法な貧困ビジネスだった。また竹本を勧誘したのは次男・二郎ということも判明。
竹本の同居人には室長の「榊原」、「甲本」、「黒田」の四人。しかし黒田は竹本が入居した当日、脱走しようとした罰で三男・三蔵に片足を切り落とされるという嬲りを受けていた。
黒田は毎夜呻き苦しむため、竹本は病院に連れて行ってほしいと鰐戸3兄弟の兄・一(はじめ)に対してお願いしにいく。
一はまずは入居時に貸し付けた5万円を支払えと要求する。それが最初のカウカウファイナンスへの訪れた理由でした。
同時に一たち鰐戸兄弟は竹本が借りたカウカウファイナンスの社長が実は因縁の丑嶋だということを知ることに。
竹本は連帯保証人がいないため次は甲本を連れていき2人で10万円を借りる。
その際竹本は、最初の依頼額から利息が引かれた5万円を貸した丑嶋に対して「人から奪うのはひどすぎる」と非難する。
その頃三蔵は茜の部下である村井から貧困ビジネスがバッティングしているという理由から手を引けと言われる。
そんな村井の不意をついた三蔵は顔面を殴打、監禁、拷問とやりたい放題する。これはのちのち過去の因縁と合わせて茜の怒りをかうことになる。
一はある弁護士事務所と手を組んで丑嶋を陥れようと計画。
その弁護士事務所とは過払い金請求で急成長した「都陰弁護士事務所」。
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一は他の労働者にもカウカウファイナンスで金を借りてくるように指示し、連帯保証人には竹本を指名する。
その後過払い金請求として都陰に対して仕事を依頼し、丑嶋の貸付金を踏み倒そうとする。
しかしそれだけじゃ気持ちが収まらない鰐戸3兄弟は、カウカウファイナンスに強盗をしようと企む。その計画に竹本も協力するように求めるが、労働者全員の分け前として「5000万円」を要求。しぶしぶ条件をのんだ一は遂に計画実行に移す。
ちょうど丑嶋が不在のときにカウカウファイナンスを襲った鰐戸たちは柄崎、高田を拉致し、顧客データの入ったPCも同時に奪っていく。
2人を人質にとった一は、丑嶋に対して1億円と引き換えに解放してやると要求する。
現金を持ち鰐戸のもとに向かう丑嶋。
銃を突きつけけん制するが、さすがに人質を取られた状態では大人しく現金を渡すことに。
出典:http://ymkn-ushijima-movie.com/movie_final/index_pc.html
現金と引き換えに柄崎と高田を解放してもらうが、丑嶋は隙をつかれ三蔵に頭を殴打され、一に奪われた銃を突きつけられるのだった。
しかし間一髪駆け付けた警察に退散する鰐戸3兄弟。
実は警察のふりをしていたのは幼馴染で情報屋の戌亥であった。加えて丑嶋が持ってきた銃もモデルガンですべてはったりだったようである。
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そして一時的に撤退する丑嶋たちであったが、このままで終わるわけはなくすでに先の手を打っていた。
一方、金を奪って逃げた鰐戸たちはPCに入った顧客情報を過払い金請求を行う都陰に売ろうと目論む。
と同時に竹本に与えた分け前も奪おうとする。
竹本は5000万円をあるコインロッカーに隠し、その場所を吐くように言われるが労働者全員の金だと吐こうとはしない。
強情な竹本に一は甲本に吐かせることに。甲本は竹本の指を折るよう指示され戸惑うが、竹本の気づかいの言葉に揺れ動く。
そのタイミングにある人間が乗り込んでくる。
それは丑嶋であった。
しかし一人ではなかった。
それは犀原茜と彼女が総長を務めていた暴走族集団・モンスター連合。村井をいたぶった復讐として鰐戸兄弟を襲撃したのだった。
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さすがに大人数の暴走族に3人の鰐戸たちは敵うはずもなく、徹底的に潰されるのであった。
丑嶋はまだ回収していない5000万円を取り返すために竹本に居場所を聞き出そうとする。取り返せない場合は時給5万円だが常人なら1年ももたない清掃の仕事をさせると宣告する。
竹本は鰐戸襲撃のどさくさで逃げ出した労働者たちからロッカーの場所を聞かれるが、丑嶋は5000万円の返還の代わりに仕事を斡旋するという条件を提案する。
騙され続けた労働者たちはその言葉を信じようとしないが、唯一甲本は丑嶋の言葉を信じようと自分たちの居場所を知らせる。
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竹本はそんな甲本を信用しようと遂にコインロッカーの場所を吐くのであった。
丑嶋はその場所に高田を向かわせるが、少しのタイミングで5000万円を甲本に持っていかれてしまう。
甲本は5000万円を独り占めにできる欲望に負けて竹本を裏切ってしまうのであった。
人を信じて裏切られた竹本は約束通り丑嶋に廃人になってしまうほど過酷な清掃員の仕事に送られてしまう。
友人である竹本をそのような場所に送り込むことに一旦は躊躇する丑嶋であったが、二人の極端な思想にはやはり交わることがなくそのまま二人は決別したのであった。
また過払い金請求を幾度となくしてきた都陰も放っておくわけはなく、事務所が行ってきた功利主義的な仕事のやり方や依頼書との不貞行為、事務員を弁護士と偽り債務者を騙すなどの違法行為を弁護士会に報告され、都陰は懲戒処分を受けたのであった。
ラストシーン、運転中に丑嶋はウサギをかごに入れて歩く家族を見て、中学時代に竹本と話したことを思い出す。
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当時、人を好きになれないと言っていた竹本は丑嶋の行動を見て、もっと強くなって人を守れる人間になりたいといった言葉がよぎる。
丑嶋はしばらくの沈黙のあと、暗転し映画は幕を閉じる。
といってすごく長くなりましたが、以上が映画のストーリーです。
感想
今作はいままであまり焦点を当てられることがなかった丑嶋たちの過去を多く掘り下げて進めていましたので、今までのものとは非常に大きく違った印象を抱きましたね。
丑嶋は中学時代からあのスタイルをだったのは驚き。ずっと貫いてきたんですね。
丑嶋の人間っぽいところも見れたのも新鮮。
竹本に関しては愚直なまでに純粋で人を信じまくる男といった感じで、自分は堕ちてまで人を助けるひたむきさは今までいないタイプのキャラクターだったかもしれませんね。
特に丑嶋とは対照的に描かれた感じ。クズ人間の更生についての議論は終わらないかもですねー。
ちなみにこの映画の唯一の救われる点は甲本。竹本のことは裏切ってしまったが、最後に強姦し、自死しようとしたところを踏みとどまり真面目に生きていこうと決意するところですね。
竹本自体は救われないのですが、結果的にはクズ人間が変われたという点では竹本の考え方が正しかったということなんですね。
そして気になるのはラストシーンの丑嶋の沈黙。これ本当に長くて2分弱あったんじゃないかなと思います。
このシーンはおそらく答えはない。観客に考えさせるタイプの終わらせ方。
個人的には丑嶋は心揺れていたんじゃないかと思います。
仕事である以上丑嶋はしっかりとやり遂げる男であり、容赦もしないのですが、中学時代に母親の形見のウサギを大事にしたり、だらしない父親を心配しながら面倒を見たり、リンチをした柄崎を助けたりなど非常に人情深い部分があるのをのぞかせています。
竹本はそんな丑嶋の影響を受けて、あのような純粋な性格になったこともあり、昔の自分を思い出していたのかもしれませんね。
結局は沈黙のあと車を発進させたわけですが、そのまま何もせず事務所に戻ったのか、もしかしたら竹本を救いに行くためになにか行動を起こそうとしていたのかもしれませんよね。
作品的には前者な気がしますが、やはりそういった救いのあるオチも期待してしまいます。
今回はラストということでおそらく今後はドラマや映画は無いと思いますが、もしあったらこのあとの顛末を描いてくれるかもしれませんねー。
時間があったら原作も読んでいこうと思います。
まぁぶっちゃけ一番鮮明に印象に残っているのは美容会社社長役の真飛聖のお尻、湊莉久のおっぱい、天使もえ、最上もが、玉城ティナのおみ足が非常にたまらなかったです。いや本当に!!!!
本当にウシジマくんは美女ぞろいでたまらない。前作の白石麻衣も個人的にはもうたまらなかったね。
それだけです。
あと山田孝之は本当にすごい俳優さんですね。
ヨシヒコも映画化してくれたらうれしいな。